「もしも」に備えてアウトドアグッズで体験する『ひとり避難訓練』のススメ
天災はいつもふいに襲ってくる。今年3月中旬に関東・東北を襲った地震でも、停電などで不安な夜を過ごした人も多いだろう。自然災害は身近な存在で、「そのとき」に備えるのはもはや常識だ。そんな非常時に頼りになると注目されているのが、防災用品としても使えるアウトドア用グッズだ。筆者のオススメを紹介する。(トップ画像/撮影:杉山元洋)
初心者からのアウトドアVol.1
「東日本大震災の際は、被災地から遠く離れた場所でも停電になるなど、明かりの大切さに改めて気がついた」と岡本さんが話すように、暗い夜のためにライトを確保しておきたい。
オススメはLEDを採用したヘッドランプ。アウトドアの世界では“ヘッデン”と呼ばれ、頭部に装着し両手が自由に使えるため、必携の個人装備だ。ポケットに入るほどコンパクトで、最近ではUSBで充電するタイプも登場している。
また、赤色LEDが付属していれば、眩しさで周りの人に迷惑をかけることなく手元を照らして、地図程度なら読めるので便利だ。
折りたたみ式水筒で水のストック量をアップ
政府は水や食料などを、各家庭で3日から1週間程度過ごせる量を備蓄することを推奨している。ペットボトルの水を箱買いしてストックするのが一般的だが、コンパクトに収納できる水筒を用意しておけば、避難先などで水を汲みに行く際に役に立つ。