女性アナウンサーの恋愛・結婚事情をフジテレビ・佐々木恭子アナウンス部長に本音で聞いてみた_3

家庭という重しがあるから頑張れる

佐々木 私の場合、結婚・子育てを経て、働くことへの純度は年々高くなっているような気がするの。

岸本 どういうことですか?

佐々木 結婚して、子どもが生まれて、家を買うと、ローンというものを背負うことになるじゃない? 子どもが大きくなると教育費もかかるようになってくる。そういう重しがあったほうが、私は仕事に意欲的になれる。

三上 家族のために、みたいな?

佐々木 そう。あとね、私は学生時代から「柱がたくさんある人生が欲しい」って思ってたのね。今の私には、家庭という柱、アナウンサーという柱、去年からはアナウンス室部長という管理職の柱があって、だからこそしっかり支えられている感じがするんだよね。

三上・岸本 かっこいいです!!

佐々木 あ、かっこよかった? あんまり言われたことないんだけど(笑)。でも逆にいうと、ひとつのことを突き詰めて、細かいところまでちゃんとやるのは苦手なの。だから、匠の職人さんとかには絶対になれない。雑だから。

岸本 私はひとつのことに全力投球してしまうタイプなので、さっきの数字でいうと、今は仕事が100なんです。

佐々木 100!? 全部なの!?

岸本 いえ、嘘つきました、90です(笑)。趣味もあるので。でも、これからは私も柱を増やしたいです。

佐々木 いいのよ、人それぞれで。私みたいに複数の柱があったほうがいいタイプと、一本の柱を太くしていくほうが合っているタイプがいるんだから。三上さんは、これからのことをどんなふうに思い描いているの? 仕事も家庭も含めて。

三上 いつか家族が増えたら嬉しいな、と思いますし、それが仕事にもいい方向で繋がっていくのが理想ですね。私が結婚の報告をしたときに恭子さんが「ここからのほうが楽しいよ」とおっしゃっていたし。

佐々木 そうなの。独身の頃は情報番組とか担当しても、どこか自分自身にはリアリティがないと思っていたのね。でも結婚して、光熱費や家賃を払ったり、夫と家事の分担をどうしようとか相談したりして初めて、ようやく地に足が付く感じがしたの。子どもとの生活も含めて。いつか、三上さんにも、そして岸本さんにも、そういう感覚が実感としてわかるときが来ると思うな。もちろん、どういう人生を歩むかは、それぞれの選択で、正解はないけどね。

女性アナウンサーの恋愛・結婚事情をフジテレビ・佐々木恭子アナウンス部長に本音で聞いてみた_4

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取材・文/工藤菊香 撮影/神田豊秀