第4位:『パラノーマル・アクティビティ』(2007年)

制作費6000円のゾンビ映画も!? 制作費3万ドル以下の「低予算映画」ベスト5_2

続いて最メジャー級のタイトルを。オーレン・ペリ監督が送る大人気ホラー映画シリーズ、『パラノーマル・アクティビティ』(2007年)だ。

その制作費は〝1万5000ドル〟。そして制作期間は7日だという、低予算早撮りのモキュメンタリー映画である。が、本作は大ヒット。その後次々に続編や番外編、前日譚が生まれ、昨年も最新作の『パラノーマル・アクティビティ7』(2021年)が公開。息の長いタイトルとなっている。

「幼い頃より超常現象に悩まされているというヒロインの謎を解き明かすため、彼氏の男がカメラを購入。超常現象の正体を掴むべく撮影を開始するも、その日以来状況は悪化し始め、二人の身に危機が迫る」というオカルト・ホラー映画。

リアリティー重視でスローテンポな話運びと、ショック演出の少なさには賛否両論あるかもしれないが、じっとりとまとわりつくような、得体の知れない恐ろしさが常に漂う、実にモキュメンタリー・ホラーらしい作風が特徴。個人的には嫌いではない。