18万人が一つになった神回の裏側

―えぬわたさんといえば、2021年夏のRTA in Japanの配信で同時接続者が18万人を記録したエピソードは欠かせません!

リングフィット アドベンチャーのRTAをはじめてから1年半で、しかもはじめて参加する私が大トリをやらせてもらったことは非常に光栄でした。

あの日、とくにうれしかったことが3つあって。一つは本当に多くの人に応援してもらえたこと。実はその頃、RTAを続けるかどうか悩んでいたんです。

RTAを初めて走ったとき、もちろんポジティブなコメントもたくさんいただいたのですが、なかには批判の声もありました。それが辛くて、RTAを止めようかとも考えました。

しかし、RTA in Japanを通じて、大勢に応援していただけていることに気づけたんです。自分のなかで、応援してくれている人に対する感謝の思いもより強くなりました。あの日があったからこそ、私は今もRTAを続けられているんだと感じています。

視聴者からは「筋肉に握られてリングコン(コントローラー)も喜んでいるよ!」「実写版ゴリラ!」などボディビル大会で見られるような応援コメントが届けられた

―私もアーカイブで拝見しましたが、田口アナによるプロの実況や視聴者からの応援コメントが場に一体感を生み出していて、とても楽しめる配信でした。

いろいろな方に面白かったと言っていただけます。これは2つ目のうれしかったことなのですが、あの動画を星野源さんも見てくれたんです。自身のラジオで「2021年で一番良かったエンタメのひとつだ」と話してくれていたそうで、その日はSNSの通知が鳴り止みませんでした。

私自身、本番前に星野さんの曲を聴いて気持ちを高めていたほどファンだったのですが、まさか本人に見られていて、さらにラジオでコメントしてもらえるとは思ってもみなかったです。

“ゲームをやっている様がまずめちゃくちゃ面白いっていうのと。やっているのがえぬわたさんっていう方だと思うんですけども、その方がすごい鍛えていらっしゃって。

もう、その臨み方みたいなのが半端じゃないっていう。あと、結構のんびり走ったりする動きで、体を上下することで画面の中の登場人物が前に進んでいくような感じ、みたいなのがあるんですけども。それをとにかく早くしなきゃいけないんで、とんでもなく高速で動くんですよ。で、その高速で動く様も面白いながら、実況する人もプロのアナウンサーの方だったりとかして。その様が、全部含めて面白くて。

本当に後半になるにつれて、奇跡的なぐらい盛り上がってくるんですよ。それで、同時に見ている人が18万人ぐらいいたもので。なんというか、こんなにドラマチックになるんというぐらい盛り上がった動画で。ぜひいろいろな人に見ていただきたい。”
(「星野源のオールナイトニッポン(ニッポン放送)」2022年1月18日放送回より)

3つ目はリングフィット アドベンチャーの売上に貢献できたかもしれないことです。

自分の動画だけが要因ではないとは思うのですが、RTA in Japanでプレイを披露したあと、ECサイトや店頭から在庫がなくなったそうなんです。とある試算だと、結果的に6.7億円分くらい売れたとか。

―巷では筋肉で経済を動かした男とも呼ばれていますね?

販売されている作品は一通りプレイしているほど根っからの任天堂ファンなので、どのような形であれ、大好きな任天堂に貢献できたのはうれしいですね。