「捕獲後、その日のうちに殺処分は行われました」

とりあえずひと息ついた北関東の中核都市、宇都宮。

しかしその頃、遠く西に離れた日本三景のひとつ、京都府宮津市の「天橋立」でもクマが騒動を起こしていた。

「10日午後4時半ごろ、天橋立の北側にクマ1頭がいるのを通行人の女性が見つけて110番通報しました。

府警宮津署員が現場に急行して観光客らを退避させ、天橋立を通行止めにして様子をうかがっていたところ、クマは天橋立の中をノシノシと300メートルほど歩き、西側の『阿蘇海』に飛び込んで北に向かって泳ぎ、対岸に渡りました。

クマは江尻地区の宿泊施設敷地内の雑木林に逃げ込んで、木に登って“籠城”、府から委託を受けた業者が午後10時半すぎに麻酔銃を2発撃ち命中しました。動けなくなったクマを捕獲し、こうして6時間に及ぶ大捕物が終わったのです」(社会部記者)

天橋立(写真/PhotoAC)
天橋立(写真/PhotoAC)
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捕獲されたのは体長約137センチ、体重約97キロのツキノワグマ。宇都宮市と同じくオスの成獣で、すでに殺処分されている。宮津市役所の農林水産課はこう話した。

「この辺りは山が近いところでありまして近隣でこれまでも目撃情報というのはありました。直近では5月15日にあがっておりました。

捕獲されたクマについては委託されていた民間業者の殺処分する場所が、クマが出没したすぐ周辺でしたので、捕獲後そこに移動しその日のうちに殺処分は行われました。

麻酔による薬殺という形で処分をしていただきました。麻酔で眠っている間にという形です。お会いした方々には『大変だったね』というお声がけをいただいています」

人間の生活域で頻繁に見かけるようになって久しいクマ。日本全国で起こるクマとの闘いは、いつまで続くのか。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班