カイトは使いっ端、っていうか末端も末端だけど…

海斗容疑者が育った横浜市保土ヶ谷区の知人らによると、海斗容疑者は高校を数か月で中退し、その後は親戚の紹介で就職もしたが仕事はどれも長続きしなかったという。

だが数か月前には横浜市内の飲食店で、高級腕時計やバッグを身に付けて妻の美結容疑者(25)や数人の知人と飲み、一人で支払いを済ませる姿も目撃されており、金回りがいい時期もあったとみられる。その背景をうかがわせる海斗容疑者の交友関係を知人が話した。

海斗容疑者(共同通信社)
海斗容疑者(共同通信社)
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「カイト自身は凶暴でもなんでもない。地元の祭りでは先輩に可愛がられて、後輩からも慕われていた。あいつのことを悪く言う近しい奴はいないだろ。

でもカイトが半グレとつるんでいたのは事実だ。2、3年くらい前にカイトの元カノの当時の彼氏と知り合ってそいつに引き込まれたんだ。まあカイトは使いっ端、っていうか末端も末端だけど。

カイトを引き入れたのはその界隈では知られた人物で、金を持ってて力を誇示してる。それで無茶するタイプっていうか、カイトから見たら怖かったと思う」(知人)

注目されるのは、その人物が身を置いていた界隈だ。

「元カノの彼氏の全体像はわからないが、その周辺は詐欺をメインにしていたんだ。それでカイトも『カンボジアに行く』みたいなこと言っていた時があった。何しにって? 詐欺だろうな」(知人)

現在、カンボジアでは各国から拉致されたり志願して来たりする特殊詐欺の“掛け子”が10万人を超えて稼働しているといった推計もある。

「掛け子は中国系を中心とする犯罪組織が持つ“犯罪団地”と呼ばれるマンションなどから『オレオレ詐欺』や投資詐欺、ロマンス詐欺に引き込む勧誘電話やSNSの発信を繰り返しています。日本人も大きな標的で、現地犯罪組織と組んだ日本のトクリュウが勧誘発信をする“掛け子”を送り込んだり、国内でも“受け子”を手配したりしています。

トクリュウ犯罪は、上三川町の強盗殺人のように凶悪な暴力犯罪が目立ちますが、もともとは特殊詐欺が中心でした。警視庁が全国から捜査員を集めたトクリュウ専従チームを昨年に設置したのも特殊詐欺被害の拡大が契機になりましたが、このチームが今回の強盗殺人対応の中心になっています」(社会部記者)

襲撃被害にあった資産家の自宅(撮影/集英社オンライン)
襲撃被害にあった資産家の自宅(撮影/集英社オンライン)