ドロン、優作、ジュード…大好きな男たち(桜木→もんでん)
『愛人関係』(1974) Les Seins de Glace上映時間:1時間46分/フランス アフロ
監督:ジョルジュ・ロートネル/主演:アラン・ドロンEverett Collection/アフロ
これね、なぜか数あるアラン・ドロンの映画でわたくしが最も好きな1本。
愛した男を殺してしまうという病を持った女ペギー(ミレーユ・ダルク)を、陰ながら支えている弁護士マルクを演じるのがアラン・ドロンでね。
彼女が犯した罪と自分の気持ちの精算を、山奥の銃声だけで表現したラストシーンは最高です。
静かに、気持ちを伝えられぬまま女を守る男の至福と悲哀を、どうぞご堪能ください!
『探偵物語』(1983)上映時間:1時間51分/日本
監督:根岸吉太郎/主演:薬師丸ひろ子 松田優作
ふと懐かしくなって、ふらりと見てしまったのですが。この映画の松田優作は、松田優作の懐の深さが見えて、なにより松田優作が演じる松田優作を、本人が心から楽しんでるようなところがあって好きです。
ラストのキスシーンは、57歳のおばちゃんを泣かせるくらい良かったなあ。
恋なんて遠い昔の出来事になっちゃったけど、松田優作はあの頃のままで、ずっとスクリーンにいるんだよなぁ。
『ホリデイ』The Holiday(2006年)上映時間:2時間18分/アメリカ
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラックEverett Collection/アフロ
愛するジュード・ロウが、子持ちの父ちゃんを演じながら、まるで少年のような表情で恋をします。
ロサンゼルスからやってきた金持ち女役のキャメロン・ディアスが、惚れるのも分かるわ~。はにかんだり、泣いたり、虚勢を張ったり。
男というより中年の「男の子」になっちゃうジュード・ロウをお楽しみください!
取材・文/米澤和幸(lotusRecords)