桜木紫乃より→もんでんあきこさま

オヤジハンター もんでんあきこさんに捧ぐ艶オヤジ・シネマ5本

『ハバナ』(1990)Havana 上映時間:2時間24分/アメリカ
監督:シドニー・ポラック/主演:ロバート・レッドフォード

泣ける・震える・惚れる! もんでんあきこ×桜木紫乃「推し映画」往復書簡_6

©Mary Evans/amanaimages

この映画のロバート・レッドフォードにぐらぐらきたのは、30代のころ。
革命前夜のキューバで、革命家の人妻に惚れてしまったプロ・ポーカーギャンブラー/ジャック・ウェイルを演じるロバート・レッドフォードの、喜怒哀楽を刀みたいに懐に隠す演技を、どうかご覧ください!

『愛のコリーダ』(1976)上映時間:1時間42分/日本・フランス合作
監督:大島渚/主演:藤竜也、松田暎子

泣ける・震える・惚れる! もんでんあきこ×桜木紫乃「推し映画」往復書簡_7

©Capital Pictures/amanaimages

眠れぬ夜中に、静かな映画を見ようと思って再生したのが間違いでした。
眠れねえ~。なんのお導きか、その前後に主演の藤竜也さんのインタビュー記事を読んだのだ。
いくら相性がいいとはいえ、女と寝食を忘れて繋がり続け、より深い快楽を求めるあまり命のやりとりへ発展してゆくことの怖さ。

今でいう「本番」ありの文学作品なのだが、そのことについてインタビューに答えていた藤竜也のひとことに二度惚れ。「集中力との闘いでしたね」。泣かせるわ。やっぱり、好きだわ。