児童は「先生のことが大好きだった」

「若松容疑者は、教師になった約17年前から校内や街中で、小学生から高校生までの女子を盗撮し、学校から呼び出しを受けた際に撮りためていた約5000件近くの動画や画像を削除したそうです。過去にはプールの授業で着替えをしている様子を盗撮したことも供述しています」(社会部記者)

大田区教育委員会によると、事件は匿名の保護者から学校に寄せられた通報で発覚した。若松容疑者は保護者会の際、本来、校内での使用が認められていない私用のスマホで体育の授業の様子を撮影し、その動画を保護者に見せていたという。

通報を受け、学校側が確認を進めたところ、若松容疑者は、私用のスマホを持ち込み、撮影していたことを認めた。さらに校長らがスマホ内のデータを確認すると、電車内で女子高生を盗撮したとみられる動画が見つかり、区教育委員会への報告とともに警察への通報に至った。

若松容疑者(知人提供)
若松容疑者(知人提供)
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若松容疑者は2024年に同校へ赴任して以降、3年生の担任を務めていた。これまでの勤務態度について、同校の校長は「器用なタイプではないが、真面目にコツコツ努力していた」と説明。被害に遭った女児は、若松容疑者について「先生のことが大好きだった」と話していたという。

児童にとって身近な存在だった男性教諭は、周囲の目にどのように映っていたのか。

「若松先生は“普通に真面目な先生”でした。保護者の間では『少し頼りないところもあるけれど、若いし頑張っているよね』と受け止められていた印象です。子どもとの距離の近さや不審な様子を感じた記憶はありません」

そう語るのは、若松容疑者が以前勤務していた都内の小学校に娘を通わせていた保護者だ。

当時も、児童たちの様子を動画で記録し、保護者会で見せる機会があったと振り返る。

「学校で子どもたちの日常を撮影すること自体は、当時から珍しいことではありませんでした。娘も進級前の学年末に、若松容疑者から1年間のクラスの様子をまとめた自作DVDを配られています。当時は『マメな先生だな』と受け止めていましたが、今回の事件を受け、複雑な気持ちです」(同前)

若松容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)
若松容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)