2022年にも同様のトラブルが…
今回のトラブルで警報器が壊れたため、新しい機材に変えざるを得なくなってしまった。
「機械の修理をできる状態ではなかったので翌日の営業前に修繕しサウナは再開しました。でも来月の請求金額が恐ろしいです。建物は老朽化により毎月様々な修繕費がかかっています。それは仕方ないですが、今回のように人的に壊されるのは複雑な思いです…」(同)
さらに、昨今のイラン情勢の影響が『長喜温泉』にも重くのしかかっていた。
「ウチのサウナもお風呂も重油と薪で温めています。重油は取引先から『来月はもう入れられない』と言われています。薪は解体業者さんから譲り受けてなんとか凌いでいますが、それも手に入りづらい状況です。来月からどうやって重油も薪も調達しようかと悩んでいるところに、思いもよらない設備損壊と修繕費が降りかかり、本当に頭が痛いです」(同)
名古屋市在住で『長喜温泉』に長く通う医師の40代男性は言う。
「医師的な立場で言うと120℃のサウナと10℃の水風呂は100℃もの温度差があるので長時間入りすぎると体に負荷はかかります。でもたまに刺激がほしくなるじゃないですか(笑)。だからもう5年以上常連です。熱さは耳や鼻が痛くなるほどですが『トガリがほしい!』時にはここに来ます。二郎系ラーメン好きの人がただの食事ではなく闘いだというように、ここの銭湯は自分との戦闘なんですよ」
サウナ好きのあるライターも「120℃はなかなかの暴れ系です。昔ながらって感じです。そういうローカルルール内の銭湯なんだから地元民は節度を持って利用しないと」と言いながら、過去に起きたこのようなトラブルにも触れた。
「2022年にも滋賀県の大津市の銭湯で客によってサウナの温度設定が上げられ、140℃になっていたトラブルが起きました。その当時も死亡者が出てもおかしくない温度だと騒がれていました。都湯では温度設定の機械は移設するか囲いをつけるかなどで対策するとのことでしたが、地元民に支えられている店で地元民が店を苦しめる行為は許せません。刺激の溢れるこの世界で、銭湯のような『憩いの刺激』を自ら壊すマネはやめていただきたい!」
とにかく室温が熱ければいいという暴走はやめて、節度と温度を守って銭湯は利用したいものだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













