発展してきた社会が「コスパやタイパ」を求めた

私が実践した「16時間断食」での食事法は、回数としては1日2食になっています。

これは期せずしてのことだったのですが、自分の生活リズムや仕事上の事情を考えると、それが最も自然に食事を摂ることができるようになっていました。1日2食の生活をしていた、江戸時代の元禄期以前の日本人と同じだったのです。

江戸時代の食事は1日2食だった(写真/shutterstock)
江戸時代の食事は1日2食だった(写真/shutterstock)
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元禄時代にはまだ、電気をはじめとした生活インフラはもちろんありませんでしたから、ロウソクや松明をともさなければ、夜は真っ暗で何もできませんでした。ですから人々は、自ずと日の出とともに起きて働き、日が暮れたら早く寝るという生活をしていたはずです。

今の言葉で言うと、コスパやタイパをよくしたということです。

いわば、人間的な欲求ではなく社会的な欲求がもたらした環境変化と言っていいと思います。