大腸がんステージ4と闘病の中で圧巻のライブ

真矢さんは2020年に大腸がんステージ4と診断され、治療と並行して音楽活動を続けてきたが、昨年夏には脳腫瘍も判明し、活動を休止して療養に専念していた。

これまで7度の手術を受けながらも前向きな姿勢を崩さず、3月12日に予定されていたLUNA SEAのライブでのドラム復帰を目標にリハビリを続けていた。しかし容体が急変し、その願いは叶わなかった。

メンバーは発表文で「不屈の精神と、最後まで絶やさなかった太陽のような笑顔は、僕達メンバー、そしてスタッフ全員の希望の光でした」と振り返り、「魂のビートは決して鳴り止むことはありません」と追悼。後日、ファンとのお別れの場を設けることも明らかにしている。

真矢さんが闘病を公表したのは、2025年9月。ファンにとっては、まったく想像していなかった知らせだった。というのも、この数年のLUNA SEAの動きは、あまりにも精力的だったからだ。

全国ツアーを重ね、目黒鹿鳴館での凱旋ライブを敢行し、フェスにも出演。2025年2月には14年ぶりとなる東京ドーム公演を成功させた。活動はむしろ加速しているようにさえ見えた。


「LUNATIC TOKYO 2025 -黒服限定GIG-」

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一方で、ファンの目から見ても、そのスケジュールはあまりに濃密だった。

どこか“一心不乱に走り続けている”という印象が拭えず、「もしかして東京ドーム公演での解散があるのではないか」との思いが胸をよぎった人も少なくなかった。

そんな中で東京ドームでのライブから半年ほど経過したあと、真矢さんの闘病が公表された。

ついさっきまで、東京ドームの大歓声の中心でドラムを叩き、ソロパフォーマンスでも観客を沸かせていた彼が、まさか深刻な病と向き合っていたとは――多くのファンにとって、あまりにも突然の告白だった。

なぜ、そんな状態でもバンドは走り続けたのか。その答えは、ルナフェスのステージで明かされた。