個人情報の持ち出しも複数件あったことを認めたが、説明は拒否
副業をする営業マンのなかには、自分の顧客を他の業者に紹介し業者からキックバックを受ける者もいるようだ。
「例えば不動産業者に『家を買いたい客を紹介するから、そっちは保険に入りたい客を紹介してよ』と取引することはよくあります。マジで不動産の人は『紹介料渡せるのでお客さんを紹介してください』って近寄ってきます。手数料は1人あたり100万とかにもなるから喉から手が出るほど欲しい金額ですね」(A氏)
実はプルデンシャル生命は100人超の営業マンによる30億円超の不正とは別に、69人の社員や元社員が計240人の顧客に別の業者を紹介し、顧客がこれら別業者に計約13億1000万円を支払っていたとも明らかにしている。
この問題行為を説明する資料には「お客さまからの金銭の受け取りはありません」と書かれ、営業マン側は利得を得ていないかのような印象を与えているが、実態はA氏が言うようにキックバックなしには成り立たない行動だ。
「キックバックを受けた営業マンはいないのか」と会見で聞かれた会社のコンプライアンス担当者は「いる」という回答に追い込まれた。だが、その詳細な内容については「回答は差し控える」と説明を拒んだ。
それだけではない。会社は会見で個人情報の持ち出しも複数件あったことを認めたが、これも説明を拒否。さらに、問題がくすぶっていた昨年10月に持ち株会社のプルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンの会長兼最高経営責任者(CEO)を退任した浜田元房氏や間原氏の退職金について問われても「開示していない」と回答拒否を連発した。
これだけの不祥事の収拾がそれだけでつくのか。疑問の声が高まりそうだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













