ポルシェで岩盤浴デートなどの日々に訪れた異変

その後も二人はドライブや今野さんの家などデートを重ねた。ドライブの際には佐藤の愛車のポルシェに乗ってお台場の岩盤浴まで出かけたという。

「デート以外でも毎日のやりとりで『将来一緒に住むならこんな家がいいな』などと話してきました。佐藤には私がこれまで経験したことのない“少し変わった性癖”もありましたが、それ以上に私を気にかけるやさしい言動などがあったのであまり気にしていませんでした」

今野さんと佐藤のLINEのやりとり(写真/今野さん提供)
今野さんと佐藤のLINEのやりとり(写真/今野さん提供)

だがその後、異変が起こる。8月に会って性行為をした際に今野さんが普段感じたことのない“腟の痛み”を感じた。

「いまにして思えば、それは佐藤から移されたクラミジアによる症状でした。その後、8月末には佐藤が忙しいことを理由に会う時間が極端に減りました。『冷めたなら言って』とLINEしても『冷めない、ずっと好き』と言ってきたんです。でも結果的にはその後、翌年6月頃まで疎遠な状態が続きました」

独身と偽っていた男性(写真/今野さん提供)
独身と偽っていた男性(写真/今野さん提供)

「クラミジア陽性」の診断結果にショックを受けた今野さんだったが、その数週間前に卵巣に腫瘍が見つかったこともあり、医者から「性感染症の罹患は腫瘍にも悪影響がある」と言われ、絶望的な気持ちになったという。

今野さんは「性感染症は佐藤以外に身に覚えがない。彼しかいない」と。しかし会えない日々が続き、佐藤にその事実を伝えられない日々が続いた。

「性病罹患の事実を佐藤に伝えたら、『ごめん、すぐに治療代を振り込む』と言われましたが、そのお金が振り込まれることはなく、その後、請求しても『肺炎で入院中で酸素吸入器を使ってるから会えない』などの言い訳をされました。私はそれを信じましたが、病院に問い合わせても入院記録はなかったのです」

性感染症についての佐藤からのLINE(写真/今野さん提供)
性感染症についての佐藤からのLINE(写真/今野さん提供)