TBSでは40年超えの長寿番組も終了
近年のフジは、生放送へのシフトを鮮明にしてきた。日曜夜の情報番組『Mr.サンデー』は2時間枠に拡大され、関西テレビ制作の平日午後ワイドショー『旬感LIVE とれたてっ!』のネットも開始。さらに、局内では大規模な組織改編が行なわれ、ジャンルを横断した制作体制へと移行している。
生まれ変わったフジの真価が、この春、問われることになる。
他局の動きはどうか。日本テレビでは土曜22時台の『with MUSIC』が終了。有働由美子と松下洸平が司会を務め、一昨年の番組スタート時は同局で久々となるプライムタイムのレギュラー音楽番組として注目を集めたが失速し、わずか2年で打ち切りとなる。
後番組として浮上しているのは、真裏となるNHKの『未解決事件』を担当し、近々フリーアナウンサーに転向予定の和久田麻由子がキャスターを務める報道番組だ。同時間帯の視聴率は『情報7daysニュースキャスター』(TBS)の独壇場。日テレが敢えて同じジャンルの番組で勝負に出る。
さらにTBSでは、日曜昼の生放送バラエティ『アッコにおまかせ!』が終了。昨年秋に放送40周年を迎えて盛大に祝われたが、以前より区切りをつけようと考えていた司会の和田アキ子の意思により、この春で長寿番組に幕が下ろされる。
後枠には、上田晋也が司会の情報番組が始まると報じられた。上田は日テレで週末深夜のスポーツニュース番組『Going! Sports&News』のキャスターを務めているが、かつてTBSで土曜の早朝に放送された『上田晋也のサタデージャーナル』でもキャスター経験がある。
報道色の強い『サンデーモーニング』、バラエティ色の強い『サンデージャポン』が並ぶ縦のラインで、上田司会の番組がどのようなカラーを打ち出せるか。
こうした流れから見えてくるのは、テレビが「生放送」に活路を見出そうとしている現実だ。収録番組にはない「鮮度」、SNSを通じて多くの視聴者が一体となれる「臨場感」、何が起こるか分からない「ハプニング性」はテレビの強み。


















