サッカーで整うバランス

再びサッカーを始めたことで、生活に変化が生まれた。ラップの作詞に没頭する日々の中で、サッカーは心と身体をリセットする時間になったという。

「僕ら、ラッパーって言葉のことばかり考えてるじゃないですか。でも、サッカーをやってる時は、作詞のことを忘れられる。そして終わったら、疲れているのですぐ寝れるし、健康にも良い。

音楽家でいられるのは明らかにサッカーのおかげです。健康管理もそうですし、音楽業界に長くいると気を遣われて、なかなか意見も言われなくなるけど、サッカーコートに入ると年下のプレイヤーから『ちゃんとディフェンスに行けよ』などとダメ出しされたりと(笑)、フラットな関係でいられます。

日々暮らせるのはサッカーのおかげだと感じるんです。だから、僕たちはサッカーに感謝しなきゃいけない」

「日々暮らせるのはサッカーのおかげ」と話すGAKU-MC 撮影/廣瀬靖士
「日々暮らせるのはサッカーのおかげ」と話すGAKU-MC 撮影/廣瀬靖士

桜井との出会いも、当初は純粋なサッカー仲間だった。

「最初は音楽の話なんてほぼしないで、ただただサッカーをしてました。ある時から音楽の話になって、『俺たち以上にサッカーをしてるミュージシャンはいないよね』『日本代表の応援歌は俺らがやるしかないよね』とグループを組むようになりました。

桜井とはMIFAという団体も作ったんですが、その目的の1つはやはりサッカーへの恩返し。まず、豊洲にフットサル場を作ることから始めました」