ずっとついてまわった『元Hysteric Blue』

10月31日、Tamaの公式Xで、2026年5月9日に「Hysteric Blue」の一夜限りの復活が発表された。Hysteric Blueとして活動するのはなんと23年ぶり。なぜ今のタイミングで復活することにしたのだろうか。

――なぜ、今になって復活することになったのですか?


Tama(以下、同) 元々バンドを解散してからは「やりきった」という気持ちだったから、特に復活したいとは思ったことがなかったんです。

でも私自身が2018年からお休みをいただいて2023年にソロ活動を復活した時に、どこで何の仕事をしても『元Hysteric Blue』のTamaさんと言われたんですよ。

――Hysteric Blueの名前が付くことに違和感があったのでしょうか?

嫌な気持ちがしたとかは全然ありませんでした。ただソロでもHysteric Blueの歌は歌っていたんですが、全曲Hysteric Blueを歌うことには抵抗があったんです。

「それはバンドでしか出来ない」って思っていたので。だったら、Hysteric Blueの曲縛りのライブをHysteric Blueでやりたい!と徐々に思うようになってきたんですよね。

Tama 撮影/矢島泰輔
Hysteric Blueや楽曲に対しての想いを語るTama 撮影/矢島泰輔
すべての画像を見る

――Hysteric Blueとして復活することは思い立ってすぐに決めたことなのでしょうか?

もう解散もしてるし、「無理だろうなー。でもやりたいなー。でもやっぱ無理だろうなー」っていうのを、ずーっと頭の中で考えてました。無理だろうなって思えば思うほどやりたい!っていう気持ちが募ってきて。その気持ちの方が強くなってきた時にマネージャーに相談したんです。

そしたら「やってみれば?」って言ってもらえて。「そっか! やりたいんだったらやればいいのか!」って感じで決めました。なんかストンと落ちたんですよ。考えすぎてやらないよりも、考えた末にやりたいんやったらやればいいやんって。ここでやらなかったら、例えば5年後10年後、あの時やっときゃよかったなってなるの嫌やなって、ずっとその気持ちが続くとも限らないですし。