「同僚の東南アジアの人に恋をし、結婚したという事例もあります」
黙秘を貫いている浅香容疑者は、千葉市稲毛区で生まれ育ったという。浅香容疑者の自宅付近に住む近隣住民の男性はこう証言する。
「昔からここの実家に住んでいます。おとなしい子であいさつなどもなかった。何をしているのか何の仕事をしているのかも知りません。働いているとは聞いていた。彼氏がいるとか、そういう話は一切聞いてない。
家族構成は、父母、そして浅香容疑者と20代になる弟の計4人です。父も母もおとなしいといいますか、あまり近隣住民と交流を持つ家庭ではありませんでした。
母方は何年か前かまで、ここの自治会の仕事を担当されており、役員だったと聞いています。仕事ぶりはまじめでいい評判でした。父と母は共に働いているはずです。父と息子ともに車が好きなかたですね」
浅香容疑者は逮捕される直前まで、千葉県習志野市にある運送業の倉庫でアルバイト勤務をしていた。働く時間は主に夜だったという。
浅香容疑者と同じ職場の女性が明かす。
「浅香さんの業務は、ベルトコンベアで流れてくる製品の仕分け作業です。たしかお弁当を取り扱っており、お弁当を運送箱に詰め込んだりする仕事を担当していました。時給は1100円以上です。
ここでは出稼ぎに来ている東南アジア人の若年層が多いです。日本人男性がここでの仕事を通じて同僚の東南アジアの人に恋をし、結婚したという事例もあります。浅香さんはとくに目立つ印象もなく、淡々と黙々と作業をしていた印象です。話したことはなく、彼女がトラブルを起こすこともありませんでした」
同じ職場の女性によると、浅香容疑者とバダルさんは一時期、同じ時間帯に勤務する同僚として働いていたという。ただ、当時は親密な雰囲気を一切感じなかったどころか、しゃべっている様子も見かけなかったという。













