ミーティング依存症の上司
久本さん(仮名、男性30代)は、営業一課の課長に異動してきて3か月になりますが、上司にあたるF部長(男性50代)があまりに頻繁に開くミーティング(会議)に疲れはじめています。
営業部門は、営業一課から四課まであり、それぞれの課の課長の下に3~4名のメンバーがいます。課長とはいえ部長に従うだけの名ばかり管理職でしたが、週4日も開かれる会議もまた、課長たちは無駄と思いながらも従うしかないことのひとつでした。
この会議は1回につき60分のはずでしたが、実際には90分以上かかり、オンラインでの出席は認められませんでした。議題は、週の最初と最後の会議は、その週の目標や振り返りなどと“なんとなく”決められていました。
しかし、各課の課長から5分程度の簡単な報告を受けたあとは、部長の独壇場と化し延々と話が続きます。各課が週単位・月単位の売上げ目標を達成できていない場合、部長の熱い営業哲学の話も始まります。













