夢も目標も聞けない、今のハラスメント事情
「夢ハラ」「WILLハラ」「ジタハラ」「ビルハラ」――これらはなんのハラスメントの略称かわかるだろうか。
「夢はあるのか」と個人の夢について聞くことを「夢ハラ」、将来の目標を聞く「WILLハラ」、無理やり定時で帰宅させるなど時短勤務を強要する「ジタハラ」、そして飲み会などの場で勝手にビールを注文する「ビルハラ」など、最近さまざまな新種のハラスメントが誕生している。
これらの新たなハラスメントは主にZ世代の間で認知されており、一見些細なことに見えても、若者にとっては重大なハラスメントとして捉えられているという。
従来の「セクハラ」や「パワハラ」などが社会問題となり、ハラスメントに過敏な世の中になりつつある現在。まさか自分の言動がハラスメントとして訴えられると思わなかったと疲弊する上司たちの声もあるが、実際Z世代の若者はこの「なんでもハラスメント化」時代をどう思っているのか。
現在社会人3年目の2人のZ世代、カナさん(仮名・24)とユカリさん(仮名・25)にどんなことをハラスメントに感じるのか語ってもらった。