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「生理の貧困」の解決、緊急避妊薬の薬局購入、女性だけの意思で不妊手術が受けられるように…ようやく認められてきた日本の「女性の当然の権利」
「意図しない妊娠の危険にさらされているすべての女性は緊急避妊薬にアクセスできる権利がある」とは2018年にWHOが世界各国に勧告した文言だ。ここから7年経ち、日本でもようやく、性交後72時間以内に服用することで8割の確率で避妊できるとされる緊急避妊薬「ノルレボ錠」のOTC化が認められた。26年には薬局での購入が可能になる見通しだ。
書籍『産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく』より一部を抜粋・再構成して、ジェンダー・ギャップ指数で下位をひた走る日本で変わりゆく産む自由/産まない自由の現状を解説する。
産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく #5
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この記事のまとめ
- #1「ピル」によって女性は医師や弁護士を目指すことができるように…1970年代アメリカでピルが起こした奇跡的変化
- #2日本の産科の内診は世界的には非常識だった…本人の同意なしで行なわれる「産科暴力」ともいわれるその実態
- #3手術の必要がないと知っていながら7年にわたり子宮と卵巣を摘出し続けて莫大な利益をあげていた…富士見産婦人科事件の闇
- #4避妊薬や避妊具、緊急避妊薬、中絶薬が世界一高額でアクセスしにくいのに、不妊治療の助成だけ力を入れる日本政府の異様な「産ませたい」執念
- #5「生理の貧困」の解決、緊急避妊薬の薬局購入、女性だけの意思で不妊手術が受けられるように…ようやく認められてきた日本の「女性の当然の権利」
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