「人目を気にせず話ができるところということで……」 

NEWSポストセブンの報道によると、小川市長と男性職員は今年7月から9月の間だけで計9回ホテルを訪れており、うち6回は同じロードサイド型のラブホテルに入室。中には公用車で合流した後に男性の車に乗り換え、ラブホにチェックインという公私混同ぶりが懸念される逢瀬もあったという。

このうち、9月10日は災害の危険性がある「記録的短時間大雨情報」が県内に発令されていた状況下だった。これらについて小川市長は同サイトの取材に「ホテルに行ったことは間違いありません」と認めたうえで、こう釈明していた。

「(男性幹部には)プライベートでも仕事に関する相談や打ち合わせに乗ってもらっていました。2⽉頃までは飲食店やカラオケボックスで話をしていましたが、周りの目があり、仕事の具体的な会話もできないことから、人目を気にせず話ができるところということで、ホテルはどうかと提案を受けたものです」と回答。男性が妻帯者であることも「知っています」と答えた。

9月24日、会見で語る小川市長(写真/共同通信社)
9月24日、会見で語る小川市長(写真/共同通信社)
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市長が「打ち合わせに使用したと」主張するラブホテルは前橋市の郊外にある老舗ホテルで、付近には緑豊かな自然が目立つ。部屋数は20前後で、老夫婦が経営している。地元住民はこう語る。

「30年以上前からある、前橋の代表的な老舗ホテルだよ。昔から老若男女、知らない人はいないのでは。豪華なつくりで、充実した自販機があったり、露天風呂もある部屋もあり、ほかのホテルと比べて単価は高めです。周りに自然が多いから、人目につかないホテルとしても知られている。NEWSポストセブンが撮影していた部屋は、露天風呂が付いている部屋で、他の部屋より1500円程度高い部屋。まあ“打ち合わせ”には使わないね」(地元住民)

ラブホテルの男性オーナーを直撃すると、多くは語らなかったが「市長は確かにここの露天風呂付の部屋を使ったよ」と訪れていたことを認めた。