親族名義の車で福井県方面に逃走
容疑事実は6月28日午後9時45分ごろから29日午後2時半ごろまでの間、東川さん居住のマンション室内で、東川さんの胸などを刃物で複数回刺すなどして殺害した疑い。
「東川さんは大型ショッピングモールの社員で、事件のあったマンションも同社の借り上げ社宅です。安藤容疑者はパート従業員ですが、東川さんとは勤務先で知り合って交際していたようです。
事件当日は東川さんの親族が連絡が取れないことを心配し、マンションの管理会社を通じて県警に通報、署員が室内を調べたところ玄関先の廊下で東川さんが仰向けに倒れ、胸に刃物が刺さって死んでいたのを発見しました。死因は出血性ショックとみられます。
県警の捜査で安藤容疑者は事件前日に東川さんの部屋を訪れ、親族名義の車で福井県方面に逃走していたことが判明、その後に京都府内の高速道路で事故を起こし、ここで捜査員に東川さん殺害について関与を認めたため殺人容疑で逮捕という流れになったものです」(社会部デスク)
安藤容疑者は豊田市内の出身で、地元中学から高校はサッカーの強豪校でも知られる県立進学校に進んだ。中学時代のサッカー部の後輩は当時をこう振り返った。
「ヤンキーとか目立ってる感じの人ではなく真面目な人だったと思います。サッカーがうまかったって記憶はあるのですが、どんなことを話していたとかまでは覚えてないですね」
中学3年時に同じクラスだったという同級生は事件の報を受けてこう証言した。
「本当、中学の時はああいった事件と結びつくやつではなかったんですが……。中3の時同じクラスでしたが、どちらかというとおとなしいほうでした。サッカー部でサッカーもうまかったし、勉強面もクラスでトップの成績でした。
あだ名はなくてみんなには『りくと』と呼ばれていて、顔もいいから女子にもモテる方でしたよ。僕の記憶している限りは学校で何かトラブルを起こしたと事もありませんでした。
中学卒業後は会ったことはありませんが、大学に行ったけど辞めたという噂は聞いていました。ただ、成人式も来ていなかったので、友人の間の噂話だけで、実際どんな感じかというのはわかりませんでした。最後に聞いたのはスーパーでバイトしているって噂でしたが、彼女がいるとかそういう話は聞いていなかったですね」