次はマスコミが見せしめ逮捕の対象に
予定されている逮捕に合わせ、テレビ局各社が21〜22日にかけて、自宅やフジテレビ前で鈴木容疑者の顔の撮影を行なったという。そして23日の早朝、東京都品川区にある鈴木容疑者の自宅周辺には、カメラを持った多くのメディア陣が、逮捕の瞬間を撮影しにきていた。
ところが現場にいたテレビ局記者が当時の様子を語る。
「警視庁保安課の捜査員は清掃員の格好をし、乗ってきた軽自動車からモップや掃除機などを出して、マンションに入って行った。鈴木容疑者にも清掃員の格好をさせて、自宅から出た。
各社、まさかあの清掃業者が捜査員だとは思わず、日本テレビ以外、連行の現場を撮れなかった。保安課長の指示で、マスコミには絶対に撮らせたくなかったと聞いている。何に配慮したのか正直、異質な逮捕劇だった。(記者)クラブ内では『あれはないでしょ』と不満の声が相次いでいる」
相次いだTV局関係者の逮捕と書類送検。この流れについて、別の社会部記者が解説する。
「芸人から野球選手ときていま、マスコミ人らが捜査の対象になっていると言われている。テレビ局に関しては、免許事業で公共の電波を使って日々悪いことをした人たちをさらしてきた。公人と言っても構わないほど、影響力が大きいことは周知の事実。
去年末に大手オンカジの決済代行事業者を検挙してから、利用者のリストが出回っており、警視庁としても(逮捕者を)選び放題の状態。これからも大手キー局や新聞社の社員など、いくらでも書類送検される可能性がある。
正直、オンカジを利用した人は各社いる。警察庁の発表でも377万人が国内でオンカジを利用していたとされているから、メディア人がオンカジで遊んでいることは不思議ではない」