振り遅れとは手元が体の正面から外れること

「切り返しでは下半身から動き始め、捻転差をさらに大きくしましょう」というレッスンをすると、ゴルファーから、「そうすると振り遅れてしまうのでは?」という質問を受けることがあります。しかし、これは大きな勘違いです。

そもそも“振り遅れ”というのは、体の正面から手元が外れることによって生じます。どんなに捻転差が大きくなっても、手元が体の前にあれば振り遅れにはならないのです。

言い換えれば、捻転を深くしても、手元は体の正面に置いておくことが大事だということ。せっかく作った大きな捻転差を無駄にしないためにも、切り返しからダウンスイングでは、手元が体の正面から外れないように意識しましょう。

OK:手元が体の正面にあるスイング

『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』より
『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』より

NG:振り遅れのスイング 

『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』より
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文/てらゆー サムネイル/Shutterstock

『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』(KADOKAWA)
てらゆー (著)
『効率のいい動きで曲げずに飛ばす! てらゆーのゴルフ飛距離アップ大全』(KADOKAWA)
2025/3/1
2,200円(税込)
176ページ
ISBN: 978-4046074287

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