『どっちとヤル?』友達との荒んだ生活
SMバーで働くまではパパ活などで生計を立てていたという。
「高校の時に仲良くなった子が、出会い系サイトを使ってパパ活してたんです。そこで私もやってみたいとなってお小遣いを稼ぎ始めました。
結局、高校も半年くらいで辞めちゃって、親にも勘当されてホームレス生活をしていました。基本的に生活拠点は出会い系サイトで会った人の家やホテル。
携帯電話も親の同意がないと契約ができなかったので、出会い系サイトで知り合った人に契約してもらってました」
しかし、パパ活をする中でトラブルはたくさんあったという。
「携帯を契約してくれていたおじさんとの約束で週に3回はセックスするとか、指示通りにいやらしい動画を撮らせろとかいろいろ約束をかわしてたんです。
でも、できない時もあって、そしたら『今まで撮った動画をネットに晒す』と言われた挙句、携帯を解約されました。
Wi-Fiがあるところじゃないと誰とも連絡が取れないみたいな。なので、友達と2人でWi-Fiが通ってるホテルにずっと滞在して、出会い系サイトで知り合った人をホテルまで呼んでセックスしてお金をもらうという生活をしていました。
『どっちとヤル? 3P?』みたいな感じで生活はかなり荒れてましたね」
そんな生活を変えてくれたのがSMバーの勤務だった。
「SMバーは唯一きちんと働いた職場で、東京に出てくるまで3年くらい働いてました。親とも仲は悪いけど軽く和解ができ、また一緒に住むようになったり。いろいろ生活の変化がありましたね。そこから縁があって東京で仕事をしてみようと思い上京してきました」
しかし、東京に出てきたタイミングで今まで適度に感じていた希死念慮というものがどんどん強くなっていったと彼女は語る。