インフルエンサー業から脱却したい理由
現在、約3億8000万円の損害賠償を巡って、控訴中のてんちむ。
かつて自身の豊胸を隠して、パストアップ効果をうたうナイトブラのプロデュースに携わっていたことで、説明義務違反として販売元から損害賠償を求められている。
すでにてんちむは、購入者へ総額5億円の返金対応を終えているものの、新たに販売元へ損害賠償を支払う形となった。
そんなてんちむが、返済金を稼ぐための一環として注力しているのが、ショークラブの代表業だ。活動再開後は63エンジェル(旧・バーレスク東京)でダンサーとして働いていたが、現在はその系列店である「スーパースパーク東京」で代表を務める。
仮に返済を急ぐのであれば、インフルエンサーとしての影響力を活かして、出役(キャスト)に回ったほうが効率的に稼げるように思える。実際、5億円の返金対応に追われていた時期は、高級クラブでのホステス、旧バーレスク東京でのダンサー、YouTuberと表舞台に立ち続けていた。
巨額の賠償金を背負っているいま、裏方の経営参画に携わるのはなぜか。
「ある程度年齢を重ねたことで、自分を商材にするインフルエンサービジネスに依存するのは、リスクが大きいと感じるようになりました。単純に、年齢を重ねるほど需要が落ちていく不安もありますし、炎上などのトラブルで信用を失えば一気に仕事はなくなる。
それにインフルエンサービジネスは、表立って発信する仕事なので、自分の時間や体力を割かないと現場は回りません。いまは子供との時間も大事にしたいので、あまり労力を費やせない状況を見れば、プロデュース業などの仕事も増やしていきたいと考えていました。
そう考えていたとき、2024年夏に開業したスーパースパーク東京を見学させてもらい、新店を盛り上げていく立場に回ってみたいとオーナーに直談判したんです。そしたら前向きに検討していただき、お店をプロデュースする立場を与えてもらいました」(てんちむ、以下同)