店の入口には手作りの「三途リバー」…

マツコ・デラックスが司会を務める『月曜から夜ふかし』(日テレ)でも取り上げられた『冥土喫茶しゃんぐりら』。

昨年7月にオープンした同店は、遊び心も交えた高齢者の憩いの場としてNPO法人キッズバレイが一事業として運営している。営業は毎月第一土曜日だ。 

店の入口には、紙と青いビニール紐製の手作り感あふれる「三途リバー」が設置され、これを渡り座席に向かう。トイレは「極楽浄土」と命名されている。 

店の入り口にある「三途リバー」
店の入り口にある「三途リバー」
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メニューは「冥土弁当」などが用意され、支払いは現金のみで、支払い時には「三途の川の渡し賃をお願いします」という仕様。かなりしっかりしたコンセプトで運営されているのだ。 

客層もさまざまで、20代から80代男性、さらには親子連れなどもいる。開店時間の8時ちょうどにやってきたのは、夜勤明けのトラック運転手・前橋市のかっちゃんさん(62)。 

夜勤明けで来たかっちゃんさん。「気持ちは18歳!」だそう
夜勤明けで来たかっちゃんさん。「気持ちは18歳!」だそう

「居眠り運転して冥土に行く前に寝ないで来たよ! 仮眠も取らずに風呂入だけ入っておめかしして来ました。楽しいからさあ、ここ。明るくなるの」

今回で2回目の来店となるのは、まさきさん(24)。

広島県出身のまさき(24歳)。「冥土喫茶」の後はサウナに行ってととのうそうだ
広島県出身のまさき(24歳)。「冥土喫茶」の後はサウナに行ってととのうそうだ

 「初めて来たときに楽しかったんで、また来ました。ビンゴ大会とかやって、なんか和むんですよね。自分も地方出身だから、こういう和んだ雰囲気が落ち着くんです」

まさきさんはメイドのデコさんとココさんが写ったブロマイド(200円)を購入。

店内で販売されている“冥土部露舞土(ブロマイド)”
店内で販売されている“冥土部露舞土(ブロマイド)”

すると、近くにいたメイドのネネさんが「魔除けになるわよ!」と“冥土ジョーク”を飛ばしていた。