「メジャーデビューの巻」(ジャンプ・コミックス200巻収録)
今回は、白バイ警官・本田が率いるバンドが、メジャーデビューを飾るお話をお届けする。
本田のバンドは、新葛飾署の署員が集っている。メンバーは、まず本田速人(ほんだ・はやと)。ギター経験者で、「派出所バンド結成!!の巻」(ジャンプ・コミックス102巻収録)や「両さんのバンドやろうぜ!!の巻」(ジャンプ・コミックス150巻収録)では、その腕前を披露している。
続いて、交通課の保可炉衣土(ほかろ・いと)。ボーカルを担当し、「ボーカロイドの作り方の巻」(ジャンプ・コミックス189巻収録)で初登場した衣土は、打楽器音を口で再現するヒューマンビートボックスよろしく、ボーカロイドそっくりの声色で歌うことができる。
ボーカロイドの音源はもともと人間の声をサンプリングしたものだが、音程や発音する言葉をすべてデータ入力するため、どこか機械的な響きを持ち、人間には不可能な音域の発音も可能。その特徴を生声で模倣できる希有な存在だ。
2月26日からお届けする「カラオケバトルの巻」(ジャンプ・コミックス102巻収録)では、その超絶歌唱を披露するぞ。
そして雛野姫果(ひなの・ひめか)」は、「ようこそアキバへ御主人様の巻」(ジャンプ・コミックス151巻収録)以降、登場するようになったキャラだ。作曲はもちろん、アルバムのジャケットのビジュアル制作など、バンドのイニシアチブを握っている。
同人誌執筆、コスプレやメイド喫茶などの活動に忙しい女性で、本田とはオタ活における同好の士でもある。
そして両さんが、この草食系男性1名+美女2人のバンドにどう関わっていくのかというと……それは読んでのお楽しみとしたい。
それでは次のページから、超アキバ系バンド+両さんの音楽界進出を描いたお話をお楽しみください!!