「秋のツーリングの巻」(ジャンプ・コミックス195巻収録)

今回は、両さんたちとバイクでのツーリングに出かけた本田が、久々に狂戦士モード全開になるお話をお届けする。

バイクに乗っているときは超強気、バイクを降りたら草食系……という極端な性格をしている本田だが、『こち亀』連載中盤以降は、アニメやゲームなどの趣味に興じることが多く、「二輪の悪魔」と恐れられた一面を見せる機会は減っていった。

しかし無法を働く暴走族集団と遭遇し、バイクに跨がった本田は……? その先は、読んでのお楽しみとしたい。

本田は、バイク販売店を営む家の長男として生まれ、赤ん坊の頃から父に抱かれてバイクに搭乗して育った、生粋のバイク好きだ。2月20日からお届けしている「なつかしの荒川遊園地の巻」(ジャンプ・コミックス104巻収録)で本人の口から語られているが、幼少期には玩具のエンジンを搭載した三輪車に乗っていたという。

そして十代の頃は、暴走族「関東男連合」初代総長として君臨していたのだ。

かつては「白バイ隊員には暴走族上がりが多い」などという都市伝説があったが、本田の場合はまさにそれだ。実際には、警察官になるには採用試験に合格する必要があるし、公務員なだけに経歴は徹底的に調査されるはずだ。ただし、バイク好きな人が多いのは確かだろう。

「なつかしの荒川遊園地の巻」より。歩行器や乳母車よりも前からバイクに乗っていた……!
「なつかしの荒川遊園地の巻」より。歩行器や乳母車よりも前からバイクに乗っていた……!

それでは次のページから、暴走族軍団にひとりで立ち向かわされる本田の活躍(!?)ぶりをお楽しみください!!