「この部屋に帰りたい!」最高の昭和の部屋を再現
話題の部屋に住んでいるのは、名古屋市内の大学院生・べーたさん。
2024年11月にXで、〈今日からここが我が家だ。ずっとこういう暮らしがしたかった〉というコメントとともに自身の部屋の写真を4枚投稿したところ、1.3万リポスト、14万いいねを獲得した。
この投稿には、昭和世代からの反響が続々と集まっている。
〈懐かしい…。学生時代こんな部屋でした〉
〈昭和生まれです とても安心感があって癒されます〉
〈今は令和の若者が昭和60年代をライフスタイルとして再現する時代かぁ〉
〈これに帰りたい気持ちがある〉
〈ガチでこの部屋に住みたすぎる……〉
〈こういう文化無くさないでほしいな、すごい嬉しい、ノスタルジーを感じる。若い子が昭和を大事にしてくれるって嬉しいね〉
今日からここが我が家だ。ずっとこういう暮らしがしたかった。 pic.twitter.com/LIZoUVbcKk
— べーた (@onecuprain) November 26, 2024
6畳の和室は、砂壁に囲まれ、すりガラスの窓が2つ。年期を感じさせる木製の机や棚、座布団ややかん、旅館にあるような白いシーツがかけられた布団などの生活用品から、1983年に発売された初代「ファミリーコンピュータ」やラジカセといった当時の娯楽品まで、昭和らしいインテリアが所せましと置いてある。
まるで昭和時代にタイムスリップしてしまったかのような錯覚に陥ってしまうようだ。
べーたさんによると、この家は築50年の木造アパートで、間取りは7畳のダイニングキッチン・6畳の和室・ユニットバスからなる2DK。窓を開ければ坂道が見える爽やかな景観ながら、家賃は2.6万円と破格である。
「静かな場所でとても落ち着きますし、ただ畳に寝転んでいるだけで満たされる感覚があります」(べーたさん、以下同)と、住み心地は控えめに言っても最高のようだ。
いったいなぜ、このようなコンセプトで部屋作りをしようと思ったのだろうか。そこには、べーたさんのルーツが関わっていた。