「社会に出る人として大丈夫なの?」と釈明も…

舌禍が起きたのは12月6日のこと。妹尾氏はビジネス系メディアのYouTubeチャンネルで「40歳近くになってパーカー着てるおじさんおかしい」などと発言し、自身のXでも「ジジイはパーカーでフラフラすな」と引用ポストした。

これが差別発言だと物議を醸すと、「ホリエモン」こと堀江貴文氏は自身のXで、「おじさんがパーカー着るなとか、若い子と交流するなとか言うのはエイジハラスメントじゃないですかね!!」などと怒りをにじませ、「色んな世代の、色んな民族の、色んな考え方を持ってる人がお互いをリスペクトし合って交流する社会がわたしは理想だと思います」とも諭した。

怒りをあらわにする堀江氏
怒りをあらわにする堀江氏

対する妹尾は、集英社オンラインのインタビューにて「これはTPOの話で、編集でカットされてる部分があるのですが。商談の時とかにもいるじゃないですか。ITとかベンチャー企業の方でパーカーを着る方が。そういうのってどうなの?みたいな。TPOの話で言っただけなんですよ。港区とかにいる“意識の高い系”のおじさん向けに話したことなんです」と釈明している。

ひろゆき氏もXで言及(本人Xアカウントより)
ひろゆき氏もXで言及(本人Xアカウントより)

「休日におじさんがパーカーを着ることについては私は何も言ってないんですよ」「昔、みんなスーツだったじゃないですか。だけど、いまIT企業に限らず、勤務中の服装が自由な会社が増えている背景もあって、パーカーを着てる部長とか、Tシャツで歩いている局長とか、40代社員なのにSupreme着てる人がフロアにいるのって、多様性と言われているけれど、見る人によってはだらしないというか。社会に出る人として大丈夫なの?って思います」など、あくまでビジネシーンでのパーカー着用に限った話だとした。

こうした意見に対し、「結論から申し上げると、オフィス内でのパーカーやフーディー着用は、一概に不適切とは言えません」と異を唱えるのは、日本サービスマナー協会の江頭美鈴講師だ。