生まれながらにある「Being」
現実の私を、理想の私が評価するこの「私同士」のつながりはつねに緊張関係になり、どんどん疲弊していく。自分を褒められるのは努力をしたときや成果を出したときだけになり、それ以外は無視をしてしまう。これでは、この先もずっと自分を許すことができない。
「私」を好きでいられるためには、自分自身とのつながり方を変える必要がある。そのときに大切なのが、DoingでもHavingでもない第3の視点「Being」だ。Beingとは、「存在そのもの」のこと。
1 Doing 行動や行為
2 Having 持っているもの
3 Being 存在そのもの
何をしていようが(Doing)、何を持っていようが(Having)、自分が存在していることそのものがBeingだ。良いところも、悪いところも、すべて含めた「ありのまま」の姿こそがBeingで、自己受容とはそんなありのままの自分を受け入れることなのだ。
大抵の親は、子供のBeingを受け入れ、愛しく思っているはずだ。子供の成績が悪かろうと、学校で問題を起こそうと、犯罪を犯してしまったときでさえ、その子を見捨てたりはしない。
これはその子の存在そのものであるBeingが愛しいからだ。
もしも親が子供のDoingやHavingばかり見て否定し続けたなら、子供はその親からやがて離れていくだろう。
子供の安心感は、自分の存在そのものを親が受け入れてくれることで生まれる。「何をしたか、何を持っているか」で褒められたり、叱られたりするのではなく、どんなときも親が自分の「味方」であると感じたときに心から安心し、自己受容感が高まるものだ。
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