大手求人サイトであっても要注意 

4 本社や記載住所を調べ実在しているか確認する

「求人情報に住所が記載されている場合は、検索をしてストリートビューなどで確認します。すると、空き地や無関係の雑居ビルであることも。電話ではごまかせても、位置情報から現地を見たり、実際に足を運ぶことで、実在しない架空の住所だと判明したこともあります。住所検索は必ず応募前にしておくようにしましょう」

5 具体的な仕事内容の記述の有無

「過去、大手求人サイトからの応募で闇バイトにつながった職種は、コールセンター、配送業務、シール貼りがあります。もちろん、通常の一般募集がほとんどですが、だからこそ『大手のサイトだし大丈夫だろう』と油断してしまうのです。

他にも、知人から『海外への翻訳ビジネスの募集へ応募したところ、現地でかけ子の仕事だった』という話を聞いたことがあります。一年ほど前の話で、当時は『大手求人サイトだったから全く疑わず、旅費がすべて無料であることと割高な報酬に舞い上がってしまい、仕事の詳細を確認しなかった』と。この場合は、なにに関する翻訳なのか? など詳細を確認するべきです。

コールセンター業務であれば、なんのコールセンターで、どんな場所で、何人くらい勤務していて、何時から何時まで働くのか。記載がないときには、疑問点や詳細を尋ねてみましょう。

濁したり、きちんと答えられないときには、前述の4つも示し合わせ当てはまる場合は避けたほうが賢明です」

写真/shutterstock
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大手求人サイトであっても上記5つは必ずチェックするようにしたい。そして、特に気をつけてほしいのが若い世代だと京師氏は警鐘を鳴らす。