おびぎり2、3個が致命傷のボディメイクの世界
――翌週24日の神奈川大会では準優勝でした。前日23日にはプロレスの大会に出場していましたが、その影響もありましたか?
「仙台大会で優勝しているし」という完全に慢心がありましたね。楽しくいこうぜ的な感じでいっちゃったのがよくなかったなと思ってます。
前日のプロレスの試合があったことで、トレーナーさんからは「カロリーを増やしていいよ」という指示をもらっていたんです。それはあくまでもカロリーだけということだったんですが、そこにも慢心があってコンビニのおにぎりを2、3個食べたんです。
コンビニのご飯は塩分が多くて、それがよくなくて次の日はパンパンにむくみました。
「トレーニング」と「ポージング」を教えてもらっているトレーナーさんがそれぞれいるんですけど、大会後2人にフィードバックもらうような感じで動画を送りました。
ポージングを教えてもらっているトレーナーさんからは「仕上がりが仙台のときと神奈川のときと全然違う。何したの?」みたいな感じで言われました。「コンビニのおにぎり食べ過ぎました…」「あ、それだね」みたいな。
――コンビニのおにぎり2、3個で、それだけの変化が出るんですね。すごい世界だ。12月には全国大会がありますが、自信はどうですか。
いやあ、全然わからないですね。大会の優勝者が集まってくるので、レベルはある程度高いと思うし。勝ちたい気持ちはありますけど。あと新しいカテゴリなので、審査基準も完全に明確になっていないというか。
――攻略法がわからないわけですね。
そうですね。審査員の人によっては筋肉量を見る人もいれば、絞りを重視する人もいる。
仙台と神奈川の大会の審査員の評価を後から見たんですが、私を上位に入れている人もいれば、下位のほうに入れている人もいて人によって本当に基準が違いますね。
――「マッスルゲート」のために10キロ以上落としているわけですが、プロレスへの影響はどうですか。プロレスはある程度は脂肪がついてないとダメージが大きくなると言われます。
正直、そこはあまりわからなくて。逆に体重が減って動きやすくなったなという感じのほうが強いです。なのでマイナスの感じはしないですね。試合を見たファンの人からも「動きがよくなったね」と言われます。