お茶を自分で片付けるハリウッドスター
ハリウッド映画の主役を張るスター俳優の素顔は、ざっくばらんで飾り気のないことが多いのですが、中でもキャメロンは突出。まったく気取りのない、さっぱりとした人です。
プロモーションで来日したときに通訳を担当しましたが、インタビューが終わると、テーブルの上のお茶のカップを全員分ささーっと自分で片付けて、次のインタビューの支度をしてしまうほど。普通はスタッフに任せるのに、そんなスター、後にも先にもありません。
『ナイト&デイ』(2010)でトム・クルーズと来日したときも、先輩のトムを立てながら、バラエティ番組では当意即妙の対応をして。その場を楽しませる頭の良さを発揮していました。
キャメロンの魅力を一番堪能できるのは『チャーリーズ・エンジェル』(2000)かな。『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)や『私の中のあなた』(2009)みたいな役にも挑戦しているけど、活発でおおらかで、コメディセンスもある現代的なキャラクターが、やっぱり一番彼女らしいと思います。