妻はバーキン、夫はルイ・ヴィトンとロレックスでセレブ気どり

宮城県から上京したふたりは、セレブを気取って湾岸エリアのタワーマンションに住み、「修理」と称してフェラーリを持ち込んだカーショップでも難癖をつけてカネを脅し取ろうとするなど、狂犬のような夫婦として認知されていた。

「事件のニュースを見て、旦那の方は長髪になっていたのでピンと来なかったんですが、嫁の顔を見て『あの特徴的な顔は間違いない』と確信しました。そう、豊洲のタワマンに住んで何の仕事をしてるのかもよくわからない斎藤貴聡・智華夫妻ですよ」

ボディビル大会にも出演していた斎藤容疑者
ボディビル大会にも出演していた斎藤容疑者

集英社オンラインの取材にこう証言するのは、斎藤容疑者のフェラーリを修理したことがあるカーショップの関係者だ。意外にも第一印象は良好だったという。

「どこかの車屋でフェラーリの修理なら私の店がいいだろうと薦められたみたいで、連絡が来たのちに見積もりや修理の受付をするために夫妻で会社にやってきました。2022年のことです。2人とも第一印象はまったく悪くありませんでしたよ。

ただ、見積もりの最中もずっと嫁がしゃべっていて、旦那は横でほとんど黙っている状態で、嫁に尻に敷かれているように見えました。嫁はハイブランドの服にピンク色のバーキン(エルメスの超高級バッグ)を持っていて、旦那はヴィトンの服に金無垢のロレックスのデイトナをつけていました」

斎藤智華容疑者(写真/共同通信社)
斎藤智華容疑者(写真/共同通信社)

セレブ気取りで見栄っ張り感満載の斎藤夫婦は、聞いてもいないことをベラベラと話し始めたという。

「嫁は『仙台出身で向こうに家を持ってるけど空き家になっているから誰かに貸し出したい』『フェラーリの他にもベンツとプリウスを持っている』『私達ジェットスキーを始めたいんだけどいくらくらいかかるのかしら?』などとりとめのない話をずっとしていました。

時折、旦那の方も『ボディビルをやっていて趣味は筋トレなんだ』とか言いながらポーズをとったりしていました。今回の逮捕報道に出ている写真よりは痩せている感じで、ウチに来たときは黒髪短髪の角刈りでしたけど、嫁に関しては特徴的な顔をしていたのでニュース見てすぐに『あいつらだ』ってわかりました」