「WACKの渡辺淳之介さんとか…」
──今年4月から本格的な活動がスタートした塚☆リカさんですが、A.B.C-Zのコンサートやアルバム、MVには2014年から登場していますよね。
塚☆リカ(以下、塚☆リカ) 2014年のA.B.C-Zさんのライブが初登場で、不定期で出させていただいていたんですが、ファンの方たちが「不定期だからいつ会えるかわからない」ってずっと待っていてくれて。こうした声援がすごくうれしくて、何か活動できないかなと思って始動しました。
──プロデューサーの塚田さんにもうかがいます。10年前から活動していた塚☆リカさんを「本格始動」と謳っているのはどういった意図なのでしょう?
塚田僚一(以下、塚田) この「本格始動」には、不定期だったけどこれからは長期的に活動していくぞっていう意思が込められています。彼女のプロデュースは本当に僕がほぼ1人でやっているので、「塚田僚一がおもしろいと思ったことをやる」という部分がブレちゃうと、うまくいかなくなると思っています。
──なるほど。先輩でもSUPER EIGHTの大倉忠義さんなどプロデュースを手掛けている方がいますが、塚田さんが参考にしたり目指しているプロデューサー像はありますか?
塚田 塚☆リカは女性アイドルなので、STARTO ENTERTAINMENTの先輩っていうよりは、女性アイドルのプロデューサーを意識しています。でも目指せるかと言われるとおこがましい気がしますが、やっぱり秋元康さんとつんく♂さん。
最近だと佐久間宣行さんとか指原莉乃さんとか、“プロデューサー”って本当にたくさんの形があって。特に、自分は本当にゼロから作っているので、WACKの渡辺淳之介さん(BiSHの仕掛け人)とか、ご自身で会社を作った方は、自分が目指しているところと近いかなと思います。
──STARTO ENTERTAINMENTというと、ドームやアリーナクラスを埋める人気アイドルが多く所属しており、塚☆リカさんの活動とはだいぶ勝手も異なるのではないでしょうか。
塚田 確かに、STARTOってライブだと何万、何十万人っていう規模感ですけど、塚☆リカは100人、200人なので、表現方法とかも変わってくるんですよね。