選手の計画もパーに? 直前でのレースプランの変更
なお、競技本番までに水質が基準値を満たさない場合は、日程を数日ずらしての開催、それでも難しい場合は、「スイム」を取りやめて、陸上競技と自転車競技のみの「デュアスロン」に切り替えると発表されている。
直前に競技が変わってしまうことで、選手たちに影響はどれほどあるのだろうか。トライアスロンYouTuberのヒロさん(@hiro_triathlon)に見解を聞いた。
「デュアスロンに切り替わった場合は当然、競技順位に影響が出ると考えます。 通常であればスイムが得意な選手は次のバイクパートに上位で入れるため、レースを有利な展開で進められます。しかし、スイムが中止になるとそのあたりで不利な影響を受ける選手もいるでしょう。
また、トライアスロンからデュアスロンに切り替われば、選手たちは全員、レース直前でプランを変更せざるを得ない状況にもなります。通常であれば、スイム後の順位を予想した上で、バイクパートでの戦略を練っているはずですので。ただ、いまだどのような競技順のデュアスロンになるかは正式発表されていないと思いますので、まだなんともコメントし難い状況ではあります」(ヒロさん)
4年に1度の晴れ舞台のオリンピックだからこそ、「選手ファースト」の運営をのぞみたいものだ。
取材・文/集英社オンライン編集部