日本の女子中学生がまた金メダル
パリ五輪スケートボードの女子ストリートは東京五輪に続き、日本代表の勢いは止まらなかった。
東京五輪で初めて正式種目として採用された「スケートボード」。3年前の同大会は「13歳、真夏の大冒険」という実況とともに西矢椛の金メダルが話題となったが、今大会でも中山楓奈(ふうな・19)、吉沢、赤間の10代トリオが躍動した。
予選終了時点で1位吉沢、2位赤間、5位中山とそろって決勝に進出。決勝でも前半ラウンドを終えた時点で、1位吉沢、2位赤間、3位中山で終えるなど、表彰台独占の可能性があり、SNSでは興奮のポストが止まなかった。
〈まだ2本終わったとこだけど、スケボー女子ストリートの決勝が凄い事になっている〉
〈スケボー女子ストリート、まじで日本人表彰台独占の可能性が出てきてアツい〉
〈今日はスケボー女子 圧倒的に強い〉
〈スケボー女子ストリート決勝と同時間に柔道男子決勝で、どちらもメダルが手に届く所まで来てて見逃せない〉
最終的には吉沢が金、赤間が銀となり、日本勢が2大会連続で金メダル、そして複数のメダルを獲得する結果となったが、東京五輪でも見せたピースフルなスケートボード女子の戦いはパリでも健在だった。
決勝出場を果たした8人の選手が成功しても失敗しても互いの健闘をたたえ合う戦いぶりについて、優勝した吉沢は表彰式後のインタビューでこう答えている。
「世界中の人たちがひとつになってスポーツに向き合っていけるっていうところに楽しいなと感じたし、これからもいろんな人たちと滑って楽しくしていきたいなと思います」