第4位:口から火の玉、目から電撃を放つ“ウィジャ・シャ・シャーク”

『ウィジャ・シャーク2』(2022年、株式会社コンマビジョン)。オカルティックサメ映画として1作目の『ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦』が一部のかいわいで爆発的に大ヒットし、その続編。しかもこの映画、日本だけで劇場公開されることが決定し話題となっていた
『ウィジャ・シャーク2』(2022年、株式会社コンマビジョン)。オカルティックサメ映画として1作目の『ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦』が一部のかいわいで爆発的に大ヒットし、その続編。しかもこの映画、日本だけで劇場公開されることが決定し話題となっていた

4位に推薦するのは、『ウィジャ・シャーク2』(2022年)に登場する幽霊ザメ、“ウィジャ・シャ・シャーク”だ。

地獄の支配者のしもべウィジャ・シャークは、その鋭い牙や強靭なアゴ、口から吐く火の玉、そのほか目から放つ電撃で相手を攻撃する。

サメが火の玉や電撃を操る意味がよくわからないし、まず地獄の支配者なる謎の存在の方がもっとよくわからないが、とにかくそういうものである。

そして最終的には巨大化し、摩天楼の間をノシノシと突き進む。哀れ一般市民は逃げ惑うほかなく、軍隊でもウィジャ・シャークを止めることはできない。

と、ド派手に暴れ回るウィジャ・シャークだが、実はこの『ウィジャ・シャーク2』、そもそも他のサメ映画以上にコメディ色の強いドタバタ映画であり、サメに限らず全体的に「ギャグとして」舞台設定が何でもアリ気味。

ギャグ世界の住人が演出上デタラメに強かったり不死身だったりするのを、純粋な強さとしてカウントするのはどうかと思われる一方、ただ黙殺するには忍びない暴れっぷりを披露してもいる。よって当記事では、暫定的に4位として紹介させていただきたい。