第3位:物理攻撃無効の雪山を泳ぐ“スカッカム”
最強の定義を「死なないこと」「滅ぼされないこと」とするならば、『アイス・ジョーズ』(2013年)に登場する人食いサメ、“スカッカム”も強敵だ。
このスカッカムは、シャーマンの手で山奥に封印されていた亡霊だ(劇中では精霊とも)。
ある日、ひょんなことからこの世に再び解き放たれてしまったスカッカムは、サメの姿で雪の中を泳ぎ、ゲレンデで大虐殺を開始する。なぜ山奥に封印されていた亡霊がサメの姿をしているのかはよくわからないが、とにかく血に飢えたスカッカムは、観光客をパクパク捕食していく。
そして、亡霊なので当然物理的には殺せない。少なくとも、劇中では人類側の反撃をものともせず、雪山を舞台に暴れ回る、無敵じみたサメなのだ。
さて劇中では無類の手強さを見せたスカッカムだが、殺せはしないにせよ、一応封印という対処法は確立されている(しかも山奥に倒れているトーテムポールを立て直すだけというお手軽さ)。
そして行動範囲が非常に限定的な一地域に留まっている点を考慮し、あえてこの順位とする。