コレクション部屋に家族の反応は…
「今後いつになるかはわかりませんが、新しい住処が誕生した時には、スーパーたにすランド(仮)として、より全体的に私の“大好き”を広げた空間にして、来客者をとことん楽しませたいと長く計画しております。子どもみたいな大の大人の夢って感じでしょうか…。でも今はその夢のためにと思えば、どんなことにも勇気を持ってめげずに続けられる大きな原動力となっております」
SNSにて自分のコレクションを公開するまで、集めてきたモノや趣味が世間一般的にはニッチすぎたため、いろいろと語り合いたい、共有したいことがあってもなかなかできなかったという。しかし、学生時代は公開を一切控えていた趣味部屋のSNSを公開したことで、数々の新たな仲間に出会うことができた。
「ネットの世界はハッキリ言って凄すぎて、私程度のクオリティの部屋でイキってたらアカンなァ…と心底思うほど、素晴らしいお部屋やコレクションルームばかりです。しかし今回投稿がバズったことで、ありがたいことに活動を伝えている友人や趣味で繋がっている方々からたくさんのお祝いをいただきました!
私がよく人々に話していた『ヴィレヴァンのごちゃごちゃ感とかしまむらのゲーセンのような空間』が、リプライの反応を見ると、初めて見ていただけた方にも伝わったようで、涙が出るほどうれしかったです。
一方で家族の反応は、自分の活動を具体的には伝えていないことと、SNSのことはあまりよくわからないということもあってか『ほー!スゲーじゃないの〜』くらいで終了です(笑)。ただ、日々こんなにいろいろなモノがやってきて迷惑も多少かかっている中でも見て見ぬふりをし続けてくれて、ときどきは飾り方や収納方法の提案も出してくれる尊敬する大事な家族があって活動が続けられているので、一生頭が上がりません」
子どもの頃の夢がそのまま実現した“大人のための子ども部屋”。「子ども部屋おじさん」にはそんな夢も詰まっているのかもしれない。
取材・文/集英社オンライン編集部