受刑者時代のホリエモンも絶賛「Paix²の活動はビジネスチャンスがある」

──受刑者の方からいただいたメッセージやライブでの思い出など、これまでの活動の中でのエピソードをお聞きしたいです。

まなみ 
初期の頃の話なんですが、刑務所の中という独特の緊張感を味わいながら、ライブをやっていたのは印象的な思い出ですね。ほかにも、とあるプリズンコンサートでは受刑者の方が看板を手書きで作ってくれていたんですよ。本番中に「看板を作ったのは誰ですか?」とふわっと投げかけたときに、一人の人が挙手をして。でも、それが嘘だったんですよ。

そこで思わず「嘘ついたら罪がまた一つ増えますよ」と口を滑らせてしまったんです……。スタッフサイドからは血の気が引くのをすごく感じて。「これはしまったな」と思っていたら、思いのほか会場が大ウケしたんです。

横浜刑務所でのコンサート
横浜刑務所でのコンサート

――刑務所内では珍しい光景でしょうね。

「こういう“ブラックジョーク”もありなんだ」と思うようになってからは、もう少し突っ込んだ言葉も言えるようになりましたね。刑務所に勤めている方からも「次回はこういう言葉を使ってみたら笑いが取れるよ」と“隠語”を教えてもらったりして。そこから「願箋」や「報奨金」といった刑務所の隠語をトークに交えるようにしているんですね。

また、ホリエモンさんが長野刑務所に収容されていた時期に、私たちのプリズンコンサートを見てくださっていたことを、後から知りました。

「Paix²の活動はすごくビジネスチャンスがある」

そう言ってくださるんですが、なにぶん私たちのビジネスセンスがなくて(笑)。うまく期待に応えられていないなと思うと、もったいないなと感じています。

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めぐみ 受刑者の方が家族と面会するときに、「私の代わりにPaix²のファンクラブに入ってほしい」と言ってくださる方がいらっしゃいました。Paix²のために何かできることは何かと考えてくれた結果、このような行動をしてくださったのは、素直に嬉しい気持ちになりましたね。