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刑務所でのヤクザの日常

●服役経験がある指定暴力団古参幹部
トラブルになっていた組織の連中とケンカになり、傷害事件などで数回にわたって刑務所に入った。通算すると10年以上は服役の経験がある。警察に逮捕されると留置所暮らしとなる。検察が起訴して捜査がほぼ終了すると拘置所に送られる。ここではまず全裸になってケツの穴まで調べられる。裁判所に出廷して刑が確定すると刑務所だ。

読書好きのヤクザの親分が獄中で読む本とは…刑務所でのヤクザの日常_1
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ヤクザだから特別ということはあまりないが、刑務所内ではやはりヤクザということで受刑者の間ではそれなりの扱いをされる。

刑務所内では、朝は午前7時前に起床し朝食を取り8時から刑務作業となる。10時から15分ほど休憩があり12時から昼食。午後1時から再び作業で、午前と同様に休憩をはさみ5時に終了し夕食。その後は毎日ではないが風呂や自由時間などがある。午後9時には消灯となり就寝となるのが基本的な生活パターンだ。

刑務作業には作業報奨金が支払われることになっているが、月に3000円程度だった。自分は金属加工の仕事をやってナベなどを作っていた。簡単な作業だが、真面目にお勤めしていた。しかし、夜はさすがに9時には寝られないから困った。

自分の場合は事件を起こして逮捕され、一審判決で実刑が出た後に控訴しなかった。量刑が納得できるかどうかは別として、これを受け入れる。裁判所にも検察庁にもこれ以上は迷惑をかけない。裁判所で言われたとおりに服役する。