「今後、生まれてきた子どもが、私の“元の顔”に似ていてたら…」

――なぜ改名が大きいのでしょう。

私の本名は角田藍李というんですが、整形公開前までは、本名のときのあだ名だった「にゃいりん」という名前で活動していたんです。でも『breaking down』のCOOの溝口勇児さんから「苗字をつけた方が活動の信頼性が高くなる」とアドバイスされて。

やっぱり「にゃいりん」だと、社会的評価の低いキラキラネームに認識されやすいと。だから「平瀬あいり」に変えたんです。そこから、いろんな企業さんからお声かけていただくことが多くなりました。

今年3月には「週刊プレイボーイ」で水着グラビアも公開(撮影/大藪達也)
今年3月には「週刊プレイボーイ」で水着グラビアも公開(撮影/大藪達也)

――ところで今、恋愛はされているんですか?

今はしてないです。今は仕事を頑張りたい、その邪魔にならない程度にいればいいかな 、くらいで。彼氏いない歴は2年くらいです。今は彼氏ほしいとかは本当に思わないですね。それよりも仕事優先です(笑)。

――結婚願望はありますか?

今の時点では相手がいないからその願望はあんまりないですが、自分も相手も結婚したいという相手が現れたらしたいとは思います。子どもも好きだから、いつかはほしいと思うけど、子どもがほしいから結婚したいっていうのは違うと思うので。

――少し意地悪な質問になりますが、今後、結婚や出産をするとして、生まれてきた子どもが自分の「元の顔」に似ていたら、どう思いますか?

その質問はよくいただきます。私はこんなにたくさん整形しましたが、どんな顔に生まれてきても、楽しく生きてる人はたくさんいると思うんです。じゃあ、私がなぜ整形したかのかといえば、子どものころから容姿について、母に否定的な言葉を言われ続けたのが大きいと思っているんです。

だからもし、母にあのような言葉を言われなければ整形しなくても楽しく生きていけたんじゃないかなと思うし、要するに環境しだいなんじゃないかなと。だから、どんな顔の子どもが生まれてきても、私の母のような言葉は絶対に投げかけないし、きちんと大事に愛を持って接していくつもりです。

「自分の顔が映った鏡を何度もたたき割った」整形総額2400万円のインフルエンサーが死ぬほど嫌いだった整形前の顔を晒した理由「もし生まれてきた子どもが私の“元の顔”に似ていてたら…」_5
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取材・文/河合桃子
撮影/池上夢貢