子連れで地方風俗へ出稼ぎに

志村さん一家が住むのはとある地方都市近郊で、無職の麻美さんは子どもを保育園に送り届けた後、毎日のように車で外出していた。どこへ行っているのかを問いただすと隣県のあるエリアだという。志村さんはそのエリアの風俗店をかたっぱしから調べていった。

「それで、あるデリバリーヘルスの店で麻美のプロフィールを見つけてしまったときは愕然としました。
こんなことは絶対にしたくなかったのですが、私はラブホテルの一室で妻を指名して、その場で話し合いをすることにしました。麻美は私の顔を見てとても驚いていました。そして、何を聞いても無視で部屋から飛び出していったきり、家でもほとんど会話はなく、以降、コミュニケーションはLINEでのやりとりのみとなりました」

志村さんが風俗店のサイトで見つけてしまった妻のプロフィール
志村さんが風俗店のサイトで見つけてしまった妻のプロフィール

志村さんいわく、「仕事をクビになったとき、ショックから相当塞ぎこんでいて、『ホストクラブに行ってみたい』と漏らしていました。もしかしたらそのときに……」と振り返る。

ホス狂になってしまえば、今まで大事に育ててきた子どものことすら、二の次、三の次だ。

「私は出張の多い仕事で2~3日続けて、家を空けることもあります。そういうときに妻が夜ご飯に何を作ってくれたかを子どもたち聞くと、『ご飯の上にコロッケがのったやつ』とか『ご飯とウィンナー』などと言うのです。そして、『パパ(志村さんのこと)がいないときはママは夜どっかいっちゃうから寂しい』とも言っていました……」

麻美さんの子どものおもちゃ
麻美さんの子どものおもちゃ
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さらに、志村さんはとんでもない事実を知る。

「私がある日曜に3日間の出張から帰ってくると、あとから妻が娘を連れて帰宅しました。私がどこに行っていたのか聞くと親戚の家だというのですが、子どもに聞くと『お姉さんたちがいる部屋にずっと待たされててつまんなかった』と答えました。
まさかと思い、妻が働く風俗サイトの日記を確認すると、どうやら妻は子連れで週末を利用して地方の風俗へと出稼ぎへ行っていたのです」