2人のLINEには「捕まるときは俺も一緒」
「俺も共犯。真衣ちゃんが捕まるときは俺も一緒だよ」
“狼谷歩”こと田中裕志容疑者(26)は、過去に“りりちゃん”とのLINEのやり取りで、このような言葉を残していた――。
逮捕容疑は、2021年6月と2022年の5月の過去2回にわたり、渡辺真衣被告(25)が横浜市の50代男性からだまし取った金だと知りながら、歌舞伎町のホストクラブ「LATTE」にて、飲食代として現金およそ4千万円を受け取ったとしている。その“動かぬ証拠”となったのが、冒頭のLINEのやり取りだったという。
「田中容疑者は『狼谷歩』という源氏名でホストクラブに勤めていて、2021年3月ごろから渡辺被告に頻繁に指名される『ホストと太客』という関係にあった。2人のLINEには『捕まるときは俺も一緒』といった趣旨のメッセージが残っていたことから、渡辺被告が金をだまし取ったことをわかっていたとして、今回の逮捕に踏みきった」(社会部記者)
集英社オンラインでは、#1において渡辺被告が自らを”頂き女子りりちゃん”と名乗り、男性の心をつかんでお金をひっぱろうとするマニュアルを配信サービス「note」で作成・販売し、詐欺ほう助の疑いで逮捕されたことを報じた。さらに渡辺被告は茨城県の男性から2700万円、横浜市の50代男性に5200万円をだまし取った疑いで再逮捕されている。
過去に何度かりりちゃんと遊んだことがあり、自身も”ホス狂い”だというA子さんが取材に応えた。
「歩くん(田中容疑者)が在籍する『LATTE』には何度か行ったことがありますが、『敷居の高い店だな~』という印象でした。ふつうのホストクラブでは、だいたいひと晩に30万円くらい使えば、担当ホストをその日の売り上げトップにしてラストソングを歌わせてあげられます。でも、LATTEの場合だと、150万円くらいは当たり前だし、300万円くらい出さないと売り上げトップにしてあげられないんですよ」