男性の「子育て参加」という表現がおかしい
――ステキな旦那さんですね。最初から理解のあるパートナーだったのでしょうか?
全然ですよ! 中国の大連で働いていたときの同僚で、同い年の日本人なんて珍しいから意気投合して付き合うことになったんですが、私はエリートの彼に気に入られようとご飯とか服装とかなんでも彼の好みに合わせて。
でも、追っちゃうと男ってダメですね(笑)。つけあがってたみたいで、ある日、私が落ち込んで泣いてるのに見て見ぬふり。
「なんか声かけたりしないの?」って聞いたら「なんて声かけてほしいの? 先に言ってよ」って返ってきたんです。やばいでしょ。
その瞬間に頭プッチーンときて、つくすのがアホらしくなりました。
そこから自分の好きなことを優先してたら、ちょっとずつ歩み寄ってくれて関係もよくなったって感じですね。
――それが「LOVE自分」の源流になったと。
そうですね。当時の私は自信がなかったから彼につくしてたけど、それをやめて自己投資して、自分を愛すようになったら旦那やまわりも変わってくれました。
――そして、結婚して出産。旦那さんも子育てに積極的に参加して?
“子育てに参加”という表現がまずおかしいですね、イベントじゃないんだから。旦那は最初からではなかったですが、当事者意識を持ってくれています。今では意識がありすぎて、母乳が出てるんじゃないかってくらい(笑)。
ただ、一緒にやってると、子育ての考え方でぶつかっちゃうことはありますね。ご飯を楽しく食べさせるか、行儀よく食べさせるか……みたいな。
まぁぜいたくな悩みかもしれませんけど。