「ママが自分を大切にするマインドを伝えたい」
2017年、親友の結婚式の余興で、当時流行っていた登美丘高校ダンス部の『バブリーダンス』をひとりで踊り、その様子をYouTubeに投稿したところ、即座に100万再生(※2023年12月13日時点で910万回再生)を達成。
「昔から人を笑わせるのが大好き」という彼女は、その後、留学関係の仕事を退職して本格的に“バブリーたまみ”(通称、バブたま)として活動を開始する。
ブログや子育てママ向けのイベントに出演するうちに評判を呼び、2019年6月に『ママの笑顔がいちばん~スーパーポジティブソングス~』(キングレコード)でCDデビュー、2023年6月には『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)を出版。
いまや、子育てママたちのカリスマとなったバブたまさんは、2024年3月に第3子を出産予定だ。
今後、ますます子育てシフトの発信が多くなるであろうバブたまさんに、「子育てあるある」「夫を嫌いにならないための思考術」を聞いた。
――いきなり失礼ですが、平野ノラさん……ではない?
バブリーたまみ(以下、同) 活動開始当初はすごくよく言われました(笑)。「平野ノラのパクリじゃん!」って。『バブリーダンス』を踊ったのが活動のきっかけだったですが、この見た目じゃそう思われても仕方ないですね(笑)。
――しかし、その派手な見た目とは裏腹に、アメーバブログランキング「妊婦・プレママ」部門1位の常連となるなど、いまや“子育てママ”たちの憧れの存在となっています。
こんな格好してますけど、ママたちを笑わせるだけじゃなくて、ママたちが自分を大切にしたいってマインドを持ってもらえるような情報を発信することをテーマに活動してます。
――ママが自分を大切にするマインド……?
私、長男の育児のとき、すごく自分を犠牲にする子育てをしてたんです。「結婚したら落ち着くべき」「自分よりも子ども優先」という風潮がどこかあって、私自身もそれを理想にがんばってました。
でも「こうあるべき」という思いが強すぎて、マタニティブルー、そして産後うつとなってしまい……。
――世のお母さんたちにも同じ悩みを抱いてる人は多いかと思います。
でも、生後8ヶ月で長男を保育園にあずけたら、自分と向き合える時間ができて、自分を犠牲にばかりしなくなったんです。その少し後から“バブリーたまみ”として活動も始まり、自分を大事にできるようになって、初めて夫と子供にも感謝できるようになりました。